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長野県の方言(主に北信弁)のプロフェッショナルである、私の父と母(じやんとばやん)が楽しく北信弁の使い方をご紹介します!
「やぶせったい」の意味
- うっとうしい
- うざったい(うざい)
- じゃま
- わずらわしい
- やかましい
「やぶせったい」の使い方
- 髪の毛が伸びて、やぶせったい。
→ 髪の毛が伸びて、うっとうしい。 - ベタベタくっついて来て、やぶせったいなあ。
→ ベタベタくっついて来て、うざいなあ。 - やぶせったい格好。
→ スッキリと整っていない格好。
「やぶせったい」の例文
例文 その1
ばやん(ばあさん)の髪の毛が伸びすぎました。
なあ、、、ばやん。
いっくらなんだって、その頭の毛やぶせったくねーかえ。
なあ、、、ばあさん。
いくらなんでも、その髪の毛うっとうしくないかい。
じやんの頭は、やぶせったくならなくていいね。
じいちゃんの頭は、うっとうしくならなくていいね。
例文 その2
まーず、トックリせうのは 首がやぶせったくてダメだお。
まったく、ハイネックっていうものは、首の部分がうっとうしくてダメだなぁ。
例文 その3
ハエが飛んでいます。
ブーン・・・ブーン・・・
あ゛~!!!やぶせってなー!!!
あ゛~!!!やかましいなー!!!
おりゃー!
バシン!!!
ふっふっふ・・・
たいしたもんだお。
たいしたものだな。
信州人は「ハエ」のことを「ハエンボ」といいます
やぶせったい虫の代表であるハエンボですが、最近の暮らしの中でそんなにハエンボに対してやぶせったいと思うような機会がないことに気づきました。
あ(*’▽’)、「ハエンボ」とは「ハエ」のことです。
信州人は、「ハエ」を「ハエンボ」と呼びます。
そして、関係ありませんが、「膝(ひざ)」のことを「ひざんぼ」と呼びます。
さて、私ちいこが幼い頃(昭和50年代)は、家のなかにハエが飛んでいるのは普通の光景でした。
当時は、窓がサッシではなかったので網戸もなく、窓を開けっぱなしにしておけば普通に蚊やハエンボが家の中に入ってくるんですね。
天上に「ハエトリガミ」もぶら下がっていました。
ご存知でしょうか、「ハエトリガミ」。
粘着力のあるネバネバしたテープ状のものを天上から吊り下げておくと、そこにハエンボが止まってそのままくっついてしまうという、ハエンボにとってのゴキブリホイホイみたいなものです。
今思うと、ハエンボが無数にくっついた、あの汚らしいハエトリガミを食卓の上にぶら下げて食事をしていた訳ですが、実に気持ちが悪いですねぇ。。。
あと、玄関に「バポナ」という殺虫力のある四角いものもあったなぁ。
・・・と思って調べたら、
今でも売られてるんですね。
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すごく、強力らしいですね。
そう。確か、当時は印鑑がないと買えなかったんですよ。
そうか~。今でも「バポナ」売ってるんだ( *´艸`)
こちらも売ってる( ゚д゚)ハッ!
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