ちいこ
北信弁のページへようこそ!
長野県の方言(主に北信弁)のプロフェッショナルである、私の父と母(じやんとばやん)が楽しく北信弁の使い方をご紹介します!
「めっためった」の意味
- さらに・どんどん
「めっためった」の使い方
- めっためった 伸びる。 → どんどん 伸びる。
- やればやるほど、めっためった おかしくなる。 → やればやるほど、さらに おかしくなる。
「めっためった」の例文
例文 その1
例文 その2
ばやん
最近、めっためった太っちまって、ズボンがきつくてよわったお。
最近、さらに太ってしまって、ズボンがきつくて困ったよ。
「めっためった」と言う方が多いが、「めった」でも通じる
「めった、でかくなる。」「めった、こっちに寄って来る。」というように、「めった」を連呼せずに言う場合もあります。
「めっためった でかくなる」も、「めった でかくなる」も、意味としては違いはありません。
「どんどん、さらに」=「めっためった」にならない場合がある!!
不思議なことに、「どんどん行きましょう!!」とか、「さらに上を目指しましょう!!」とか、明るい未来を見据えて言う場合は、「めっためった」を使わないのです。
逆に、「どんどん、そっちに行かないようにしましょう!」とか、「さらに、下に向かわないようにしましょう!!」など、望まない未来を表すような言い方の場合には、「めっためった」を使います。「めっためった、そっちに行かないようにしましょう!」「めっためった、下に向かわないようにしましょう!!」というように。
ですが、「めっためった、綺麗になるなぁ。」とか、「めっためった、上達していく!」などは、違和感なく「めっためった」が使われます。こちらも、明るい未来を見据えての言葉なのに、です。
これは、私ちいこの見解なのですが、予想外の場合に「めっためった」が使われるのではないかなーと思います。
綺麗になるとは思っていなかったけど・・・→「めっためった、綺麗になるなぁ。」
上達するとは思っていなかったけど・・・→「めっためった、上達していく!」
日ごろ、何気なく使っている北信弁ですが、分析してみると奥が深いです。
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