長野県(北信)の方言 「ままやく」とは

北信弁
ちいこ
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長野県の方言(主に北信弁)のプロフェッショナルである、私の父と母(じやんとばやん)が楽しく北信弁の使い方をご紹介します!

「ままやく」の使い方

  • 口がままやいて、うまくしゃべれない。 → 口がまわらなくて、うまくしゃべれない。
  • スマホの使い方がわからなくて、手がままやく。 → スマホの使い方がわからなくて、手がまごつく
  • 足がままやいて、けつまずいた。 → 足がうまく動かなくて、つまずいた。

「ままやく」の例文

例文 その1

孫B
孫B

あぶりカルビ あぶりカルビ あぶりカルビ!
じやん、言ってみてー!!

あぶりカルビ あぶりカルビ あぶりカルビ!
じいちゃん、言ってみてー!!

じやん
じやん

早口言葉か!よし!!
あぶりカブリ あぶりカリブ ありぶカルビ。
まーんず 口ままやいて言えねやー。

早口言葉か!よし!!
あぶりカブリ あぶりカリブ ありぶカルビ。

まったく、、、口が回らなくて言えないなあ。

例文 その2

じやん
じやん

今日は、さびくて、手ぇちべてから、小銭出すのに手ぇままやいて、レジで手こずっちまったお。

今日は、寒くて、手が冷たいから、小銭出すのに手がうまく動かなくて、レジで手こずってしまったよ。

例文 その3

じやん
じやん

隣のうちのじやん、足ままやいて転んで、骨折したらしで。

隣のうちのじいさん、足まごついて転んで、骨折したらしいよ。

ばやん
ばやん

ほーかえ。
わちゃらも、気を付けなんじゃなえ。

そうですか。
わたしたちも、気を付けなければねぇ。

寒いとき、緊張したとき、理解できていないときに、「ままやいて」しまいます。

信州の冬は寒いです。寒いと、体の動きも悪くなります。そうなると、手がかじかんだり、口がまわらなくなったり、足がもたついたりします。
そして、緊張して体がカチコチになったときもまた、ままやくことがあります。
ピアノの発表会で上手に弾けないとか、口がままやいて、うまくしゃべれないとか、足がままやいて、歩きがぎこちなくなったりとか。
さらに、迷っているときも、ままやきます。
先日、母(ばやん)がiPhoneデビューしました。まだまだ使いこなせていないので、電話が鳴っているのに出方がわからず、ままやいてしまったそうです。

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