ちいこ
北信弁のページへようこそ!
長野県の方言(主に北信弁)のプロフェッショナルである、私の父と母(じやんとばやん)が楽しく北信弁の使い方をご紹介します!
「こいたまなし」「こえたまなし」の意味
- 多量の・大量の
- たくさんの・いっぱいの
- すごくたくさんの・すごくいっぱいの
「こいたまなし」「こえたまなし」の使い方
- こい(え)たまなしあるなぁ → たくさんあるなぁ
- 柿の実が、こい(え)たまなし採れた → 柿の実が、たくさん採れた
- わー、こい(え)たまなし並んでるなえ → わー、たくさん並んでるなあ
「こいたまなし」「こえたまなし」の例文
じやん
また、こいたまなし 料理作ったなえ~。
また、ものすごい量の 料理作ったねー。
ばやん
今日は孫たちが、ごはん食べにくるせうにさー、おごっつぉふるまってやりてだんかえ。
今日は孫たちが、ごはん食べに来るっていうからさー、ごちそうふるまってやりたいじゃないですか。
「こいたまなし」「こえたまなし」 その他の言い方
こいたまなし = しこたま と言い換えても同じ
じやん
また、しこたま 料理作ったなえ~。
また、ものすごい量の 料理作ったねー。
私ちいこの両親(じやんとばやん)は、たくさんのことを「こいたまなし」とか「こえたまなし」っていうんだけど、元夫のお父さん(中信よりの長野市)が「しこたま」ってよく使っていたのを、今思い出しました。
たぶん、みなさん「しこたま」の方が耳なじみありますよね。
「春の山菜採りに行って、タラの芽しこたま採ってきたで。」
うんうん。そんな風に言ってました。
こいたまなし = でかく と言い換えてもいける!
じやん
また、でかく 料理作ったなえ~。
また、ものすごい量の 料理作ったねー。
うん。同じだな。でも使用頻度でいうと、でかく > しこたま > こいたまなしとういう感じでしょうか。この「でかく」は大きさがでかいわけではなく、量が多いことをあらわしています。
「今年は、でかく雪降った」とか、「でかく、花咲いてるわ」とか。
「でかく」が、もっとすごくなると、「でかさわぎ」「でっかさわぎ」になる
どんどん行きます。「でかく」をさらに強調すると、「でかさわぎ」「でっかさわぎ」となります。大騒ぎとか大変な様子を表しています。
「娘の引っ越しで、でかさわぎだお。」
「久しぶりに運動したら、あちこち痛くてでっかさわぎだ。」とかね。
お!もう一つありました。
「えらさわぎ」「えらっさわぎ」も同じように使います。
「たくさん」を表す北信弁まとめました
たくさん |
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こいたまなし・こえたまなし |
しこたま |
でかく |
でかさわぎ・でっかさわぎ |
えらさわぎ・えらっさわぎ |
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