ちいこ
北信弁のページへようこそ!
長野県の方言(主に北信弁)のプロフェッショナルである、私の父と母(じやんとばやん)が楽しく北信弁の使い方をご紹介します!
「げえに」の意味
- 強く、おもいっきり、勢いよく
「げえに」の使い方
- げえに押す → 強く押す
- これ、げえに引っ張って → これ、思いっきり引っ張って
- げえに回したら、おっ壊れた → 勢いよく回したら、壊れてしまった
「げえに」の例文
例文 その1
ばやんが、フタをせずにドレッシングを振ったために、部屋中がドレッシングだらけに、、、
じやん
えらい げえにやったもんだなぇ・・・
ずいぶん 思いっきりやったもんだねえ。
例文 その2
孫が、なかなかマッチの火をつけられないでいると、、、
じやん
もっとげえにこすってみたえ。げえに!げえに!!
もっと強くこすってみ。もっと思いっきり!もっと勢いよく!!
時代とともに、げえに何かをする ということが少なくなっている気がします
幼いころ、父がトラクターのエンジンをかけるために、皮ひものようなものを何かにひっかけて、思いっきり引っ張る姿を見ていた記憶があります。何度も何度もチャレンジして、ようやくエンジンがかかるのですが、この感じが、まさしく「げえに」を絵に描いたようにしっくり来る姿なのです。
井戸水をくみ上げるとか、薪を割るとか、臼と杵で餅をつくとか、、、なかなかげえにやらないと、仕事にならないことが昔はたくさんあったんだなぁ~。と思います。
そういえば、私が最初に乗っていた軽自動車は、げえに回さないとハンドルが重くて回らないパワステならぬオモステだったな。
「げえに」と同じ意味で「げっとに」もある
「げえに」と同じ意味合いで「げっとに」という言い方もあります。「げえに」を「げっとに」に置き換えればOKです。この「げっとに」という方言は、私が20代の頃に出会いました。職場のじやん(じいさん)が使っていて、衝撃を受けたのですが、私の周りでは、「げっとに」よりも「げいに」の方がが多く使われています。
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