信州のスーパーから、サバの水煮缶がなくなる時期がやってきました。
タケノコ汁、、、私の中では、信州の郷土食ナンバーワンです。
タケノコ汁とは、5月の下旬から6月の中旬にネマガリダケとサバの水煮缶と溶き卵で作る、
この時期にしか食べられない信州人が大好きな味噌汁です。
「ネマガリダケ」がなかったら、「破竹」で代用
20年ほど前までは、親戚一同集まって、山へネマガリダケを摂りに行ってその場で調理して食べるという、とても贅沢なイベントを毎年繰り広げておりましたが、メンバーの高齢化と、一人1000円の入山料を払わなければならなくなったことで、いつの間にか行かなくなってしまいました。
山で食べる採れたてのネマガリダケで作るタケノコ汁、最高なんだよな。。。
でも、ありがたいことに、この季節は「破竹(はちく)」をよくいただきます。
ネマガリダケよりもビックサイズのタケノコで、ネマガリダケ同様アク抜きがいらないので簡単に調理が出来て便利です。
「ほおっておくと竹になっちゃうから、頼むから食べて!!」
てなことで、あっちからもこっちからももらいます。
スーパーでも、ネマガリダケはなかなか並びませんが、破竹は時々見かけます。
お値段も、破竹の方がお手頃価格です!
そんなわけで、最近は破竹でタケノコ汁を作っています。
比べてしまうと破竹よりもネマガリダケの方が断然美味しいんですけどね、
破竹で作ったタケノコ汁を食べると、ネマガリダケの味が蘇ってくるというか、きっと自分でネマガリダケの美味しさに勝手に変換しているんですかね(´艸`*)
十分美味しいです。
さて、タケノコ汁の作り方をご紹介します!
材料
✔ ネマガリダケ or 破竹
✔ サバの水煮缶
✔ 卵
✔ 味噌
タケノコの皮を一瞬で剥く方法
タケノコの皮を、一枚一枚剥いていたら、時間がかかってしょうがないですね。
1,2,3ステップで、あっという間に皮を剥く方法をご紹介します。
※ 写真は破竹です
① まず、先端を斜めに切り落とします。
② 縦に切り込みを入れます。先端部分は深めに、根元側は浅めに入れると綺麗に剥けます。包丁の根元の部分を使って下から切り込みを入れていくとやりやすいです。
③ 先端のほうからガバッと開くと、一気にキレイに剥けます。
作り方
※ 写真はネマガリダケと破竹の両方を使用しています。
① タケノコの皮を剥く。
② タケノコを食べやすい大きさに切る。
③ 鍋の中に水&タケノコを入れ沸騰させる。
④ サバの水煮缶をほぐして、鍋に入れる。
⑤ 味噌を投入。
⑥ 卵を溶いて、回し入れる。
剥いたタケノコの皮は、家庭菜園の強い味方!
信州は、朝晩の気温が低いので、最低気温が12~3度になるまでは、ビニールで覆って夏野菜の苗を守ります。
ちょうど、そのビニールの覆いを外すくらいのタイミングでタケノコのシーズンがやってきます。
本来、夏野菜の根元にはワラを敷きます。
保温してくれるし、保湿してくれるし、そして保湿するけど蒸れないし、雑草防止になるし、雨の跳ね返りで病気にならないように防ぐ役目もあります。
そして何より、緑色の根元にワラが敷いてあるだけで、畑がいい感じに見えるんです。
ですがですが、ワラはなかなかお高いんです。
我が家の畑のこのワラは、、、
実は、弟が茨城に出張した際にお土産に買ってきてくれた「ワラに包まれた納豆」のワラをとって置いたもの。
貴重なワラです。捨てやしません。
そう。
もう、お気づきでしょうか。
タケノコの皮を、ワラの代わりに敷いてみてはどうかと思いついちゃったわけです。
だって、この大量の皮、ただ捨ててしまうなんて、、、、。
そして、タケノコの皮って、ちょうどいい感じに縦に裂けるように出来てるんです!
湿っていると、うまく裂けませんが、少し乾かしてからやると、うまい具合に裂けるんです。
もう、こういうみみっちい作業が楽しくてたまらない私です。
※注)一度に大量の皮を裂き続けると、親指の爪が痛くなります!!
さらには、タケノコの皮を剥く作業の何倍もの時間がかかります(*´з`)
で、これをピーマンとナスの苗の根元に置いてみる。。。
はい、こんな感じに!
季節のものを全力で大活用して、生活に潤いを与えることの幸せよ!
なんて、ありがたいんだ。
毎日忙しい忙しいと大騒ぎしているのは、
このように、自ら余計な仕事を作っているからなのですが、
これが私の幸せ時間なのであります。
あ~、楽しかった♪
ありがたい、ありがたい(*´▽`*)
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